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監督
横山智佐子 Chisako Yokoyama
三重県出身。名古屋女子短期大学卒業後、株式会社ダイエー入社。3年間勤務の後87年に渡米。91年ユニバーシティー・カリフォルニア・サンタバーバラ校映画科卒業。92年レオナルド・ベルトルッチ監督の「リトルブッダ」で編集室インターンとして、アカデミー賞受賞エディター、ピエトロ・スカリアと働き始める。その後同エディターの下、ガス・バンサント監督の「グッドウィル・ハンティング」、リドリー・スコット監督の「グラディエーター」「ハンニバル」「ブラック・ホーク・ダウン」「アメリカンギャングスター」等でファースト・アシスタント・エディターを務める。04年には自らもチーフ・エディターとして独立。「アンティル・ザ・ナイト」「オンリー・ザ・ブレイブ」などのインディペンデント映画を編集。05年には紀里谷和明監督「キャシャーン」の、USA公開バージョンの編集や「さゆり」、09年公開の「GOEMON」や「リポゼションマンボ」にも携わっている。ハリウッドでは数少ない、第一線で活躍する日本人の一人。制作に参加した作品の中にはアカデミー賞を獲得、ノミネートされたものも数多い。その活躍は日本の雑誌Starlog、Flix、DVDぴあ、日経Woman、CGWorldなどで何度も紹介された。03年にはぴあフィルム祭に招かれ講演。TV朝日系スマステーション2でもその仕事ぶりが紹介された。06年に日本人フィルムメーカーを育てるため、ロサンゼルスに映画学校ISMPを設立。08年には全国5カ所でハリウッド映画に関する講演会も行った。
主演
国分佐智子 Sachiko Kokubu
横山監督の初監督作品に、日本から国分佐智子が参加。
「さくら、さくら」を編集中に国分佐智子を見初めた横山監督。「さくら、さくら」のナレーション収録時に、「Saki」の企画書を、ふと自分と似た名前を見つけて目を通した国分佐智子。
機会があれば横山と会って、この作品に興味があることを伝えようとしていた国分は、体調を崩し、静養を余儀なくされた横山の代わりに銀座アップルストアで行われたイベントにゲストとして参加することになる。そんなお互い会わない、すれ違いの運命的な出会いからこのプロジェクトはスタートした。
これまで、清楚な役のイメージが強かった国分だが、今回演じているのは、狂気を内に秘めたアーティスト、サキ。ストーリーが進む中で次第に見せ始める、サキの裏の姿に、彼女の新たな一面を見ることが出来る。
また、この作品で、彼女が英語の台詞に挑戦しているのも見物だ。小、中学時代をオーストラリアで過ごしたというだけあって、流暢な英語を披露している。
1999年1月「夜逃げ屋本舗」で女優デビュー以降、数多くの作品に出演する実力派。公開中の映画「さくら、さくら」(7~9月全日空国際線プログラム)では主人公の妹、その曾孫の2役を演ずると同時に映画本編のナレーションも担当。さらに字幕版の英語ナレーションも担当するなど、その才能を生かし、幅広いフィールドで活躍中。
脚本•撮影
サム・ケイジ・ヤノ
アメリカ・カリフォルニア州生まれ。日系2世で、日本語/英語のバイリンガルでもある。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校映画科卒業後、フリーランスのグラフィックデザイナーとして働き始める。デジタルグラフィック会社ウォーターランドエンターテイメント等で、3Dアニメーション部門のシニアグラフィックアーティストとして数々のCMプロジェクトに参加。99年、デジタルグラフィック制作会社シンディケートエンターテイメントを設立。数々の映画で3Dアニメーションチームのチーフとして活躍する。一方撮影技術や監督としての才能も持ち、多くの作品に撮影監督や監督として参加している。
主な作品;「サラダ・デイズ」「サウジ・アラムコ・ドキュメンタリー」「エティエン」「ストールン・ライブス」「ア・ガール・イン・ハー・イマジネーション」「イーティング・ザ・エネミー」「クラッシング」「マーシャン:フロンテラワインC M」「AアンドB」「ア・リヨン・イン・ザ・キッチン」「アイ・ミス・ユー」「ザ・リクター・エフェクト」「ロスト・キングダム」「ファー・インパクト」「クリューズ」
Team J Productions
Team J Productionsは、ISMP(International School of Motion Pictures)の卒業生を中心とした、Hollywoodで映画を学んだ若者たちで構成されたプロダクション。日本を飛び出し、ハリウッドで映画を学び、ハリウッドの映画製作を知った若いメンバーが日本映画の更なるグローバル化を目指し、世界マーケットに通用する映画を作っていくチーム。それと、想像力を思いきり働かせて、オーディエンスの期待を超える楽しみを提供していくチームです。